HACCPの新規認証取得は1年ぐらいの作業になります。

かなり広範囲におよぶ内容になっているので責任者が主導で行う必要がありますが、会社全体で参画して進めなければ完了することができません。だから認証を得るまでの基本的な流れは、教育から始まります。HACCPがどのようなもので何を目的としているのか、そのために何をしなければいけないのかを知ることが重要です。そして衛生の基礎を学ぶ勉強会を行います。大まかな知識が得られたところで手順書であるSOPを作成します。ここで決められた順序や道具で作業を行います。

SSOPは衛生のためのSOPで、作業担当者や細かな作業内容を規定したものです。HACCPのメインである管理基準を作り、その他の規定や記録フォームの決定を行います。クレームやリコールの手順を作成し、全体的なマニュアルが完成します。組織は出来上がったマニュアルに従って作業を行うことを確実にするため、品質目標の設定や導入宣言を行い関係者に周知しなければいけません。

これにより企業全体での取り組みとして認識されるようになります。その後製品安全データシート、MSDSを作成して事前準備は完了です。そして審査に進むことができます。まずは事前審査として手順の確認などが行われます。もし指摘事項の是正を行なって、本審査に備えます。事前審査と本審査の間には1ヶ月程度の間隔があるので、その間に見直すことができます。本審査での結果が適合性判断の根拠となります。

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